プロ野球の名物 「乱闘」

追いかける

プロ野球の見所の1つが乱闘で、名物の1つでもあります。乱闘が起きるパターンは、何と言ってもピッチャーによるバッターへのデッドボール、或いは、あわやデッドボールかというギリギリのボールを投げた時です。この場合は、バッターがピッチャーにバットを持ったまま向かって行き、バットを投げて、ピッチャーに飛び掛ったり蹴りを入れたりして乱闘が始まりします。次のパターンは、審判の判定に不服がある場合です。

審判に選手や監督がクレームをつけますが、審判が判定を覆すことはありません。一旦は引き下がりますが、再び判定に不服があるようなプレーが起きた場合は、選手より監督が先に審判に食い掛かり、審判に手を出さなくても体当たりして抗議します。そこで審判は監督や選手に退場を命じますが、言うことを聞くはずもなく、そこから乱闘に発展します。

乱闘が始まると、審判の判定の場合は、不服を申し立てたチームの選手が、ベンチから飛び出して来てフィールドが騒然とします。ピッチャーのバッターへの暴投の場合は、その選手同士の乱闘に、両チームがベンチから飛び出して来て、チーム同士の乱闘になります。

乱闘が起きやすい選手や監督がいて、選手では元西武ライオンズの清原選手です。監督では中日ドラゴンズ時代の星野仙一監督でした。この二人の乱闘はいつ起きてもおかしくない楽しさがあり、清原選手に対しては、ホームランを嫌うピッチャーが際どいボールを投げるので、自ずと乱闘の頻度が高かったです。実際、清原選手は左のコメカミにデッドボールを受けてしまい、救急搬送された事もあるので、尚更神経質でした。

乱闘はいつ起こるかは分りませんが、乱闘が起こりやすい監督や選手がいるチームを目当てに球場に足を運ぶと、もしかしたら乱闘に遭遇するかも知れません。

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